韓国映画

映画「パラサイト 半地下の家族」キャスト・あらすじ・感想・ややネタバレあり

韓国映画界の巨匠、ポンジュノ監督の最新作「パラサイト 半地下の家族」
待ちに待った超話題作を観てきました!

 

 

韓国での題名は「寄生虫」ですね。

この作品、2019年カンヌ国際映画祭で最高賞の「パルムドール」を受賞し、第92回アカデミー賞では6部門にノミネート、中でもアジア映画として初めて作品賞候補に選出されたことでも注目を集めています。
日本での公開は、ちょうどこのアカデミー賞ノミネートの発表時期と重なって、一気にボルテージ上昇!といった感じですね。

それでは早速、作品について書いていきたいと思います!
※ここから先は、ややネタバレを含みます。

パラサイト 半地下の家族・キャスト

監督・脚本 ポン・ジュノ

《キャスト》
半地下に住む貧困世帯


キム・ギテク(ソン・ガンホ)

キム家のお父さん、失業中。
楽天家でマイペース、家族思いで貧乏なりに家長としてのプライド有り。

 


キム・チュンスク(チャン・ヘジン)
キム家のお母さん、元ハンマー投げメダリスト。
精神的にも肉体的にも強いw

 


キム・ギウ(チェ・ウシク)
キム家の長男、浪人生。
大学受験に失敗し続けているが、受験のテクニックだけはある。
ウシクくん、いい俳優さんになりましたよねー
ハリウッドからも大注目です。

 


キム・ギジョン(パク・ソダム)
キム家の長女、美大志望。
スキルはあるものの、美大進学のための予備校に通うお金がない。

 

高台に住む富裕世帯


パク・ドンイク(イ・ソンギュン)
パク家の主人、IT企業社長。
誰もが羨む成功者。
表面的には穏やかであるが、使用人との線引きはシビア。

 


パク・ヨンギョ(チョ・ヨジョン)
ドンイクの妻、美人。
人を疑わない素直な性格、家事全般は苦手。

 


パク・ダヘ(チョン・ジソ)
パク家の長女、高校生。
恋愛したいお年頃の普通の女子高生。

 


パク・ダソン(チョン・ヒョンジュン)
パク家の長男、小学生。
独特の感性と奇抜な行動が予測不可能、かつ敏感体質。

 


ムングァン(イ・ジョンウン)
パク家の家政婦、家のことは一家の誰よりも熟知しており、信頼されている。
この家政婦さんがまさかのとんでもない存在で、度肝を抜かれますw
イ ジョンウンさん、いい仕事してます!

 


ミニョク(パク・ソジュン)
ギウの友人、エリート大学生。
カメオ出演のパクソジュン、ギウ役のチェウシクとはプライベートでもとても仲良しですね。

 

パラサイト 半地下の家族・あらすじ

家族全員が失業中で、半分地下の部屋「半地下」に暮らすキム一家

楽天家で計画性のない父ギテク
甲斐性なしの夫にきつく当たる母チュンスク
大学受験に失敗し続け悶々と日々を送る息子ギウ
美大を目指すものの、お金がなく予備校に通えない娘ギジョン

一家4人は、内職で得る僅かな収入で日々をしのぐ貧しい生活。

 

ある日、エリート大学生の友人ミニョクから家庭教師のアルバイトを頼まれたギウ
受験の経験だけは豊富なギウは快く引き受けることに。

準備を整え、ギウがアルバイト先に向かうと…
そこは、パク一家の住む高台の代豪邸だった。

 

現役大学生を装って、パク婦人ヨンギョに気に入られたギウは、続いて妹のギジョンを美術の家庭教師としてパク家に送り込むことに成功する。

クールで策士のギジョンは巧みに罠を仕掛け、キム一家はそれぞれに素性を偽ってパク家に入り込み、あっという間に富裕世帯に寄生(パラサイト)してしまう。

対照的な二つの家族の出会いは、長く知られることのなかったある秘密を掘り起こしてしまい、想像を超える衝撃の展開に。

 

パラサイト 半地下の家族・みどころ

この作品の大きなテーマ「格差社会」
その象徴として、キム一家が住む半地下の部屋と、パク一家が住む高台の代豪邸が登場します。

ろくに光も届かず電波も水圧も弱く、雑然としていて不衛生。
生活疲れが常に漂う半地下に住むキム一家ですが、両親が時々小競り合いをしたり憎まれ口をたたき合ったりするものの、家族仲は良く、貧しいながらも助け合って生活しています。

 

一方、お金持ちのパク一家が住む高台の大豪邸は、有名建築家が建てたという全てが贅沢でハイセンスな造り。

広くて清潔で、洗練された調度品の数々。
社長でイケメンの夫に美人の奥さん、そして可愛い子どもたち。
と、絵にかいたような裕福な暮らしです。

 

誰もが羨む理想的な生活が存在すること、その現実を目の当たりにしてしまった半地下暮らしのキム一家は、あり得ないほど常軌を逸していくのですが…

お金持ちの象徴のような陽の光が燦々と降り注ぐ芝生の庭や、広々としたリビングは、やがて緊迫の場面や衝撃の舞台となり、想像を絶するまさか!の事態が起こります。

登場人物の背景と細かな設定が随所でポイントとなっていて、意表を突く人物や場所の出現、予想もしなかった展開に、あっと驚くことは間違いなし!

 

世情や人に対して冷静な富裕層と、どこか感情的な貧困層。
持つ者と持たざる者。

両者は歩み寄ったようでいて、やはり見えない隔たりがあり、そこを越えようとする貧困層を富裕層は、静かにかつ全力で拒否します。

パク夫妻は決して悪気のある人達ではなく、むしろ優しくて善良なのですが、お金持ち特有の鈍感な言動によって、知らず知らずのうちに触れてはいけない他人のプライドに触れてしまいます。

 

最初はパク夫妻に対しておもねるキム家のお父さんですが、徐々に憎しみを募らせてゆく過程も必見です。

 

パラサイト 半地下の家族・感想

ポンジュノ監督は、この作品を「悲喜劇」と表現していますが、確かにその通りで、思わずクスっと笑ってしまうコミカルな場面がそこここにあるかと思えば、ホラー映画のようなドキドキに襲われたり、登場人物たちの心の動きを静かに観察したり…
といったあらゆる感情を一気に味わうことのできる作品です。

ストーリー展開はスピーディーで面白く、息をのむ緊張の場面なのに笑えてしまう…というような絶妙な描写もあり、とても楽しめました。

全般を通して描かれている格差は、劇中に多く登場する階段で見事に表現されていて、登ったり下りたり、上がったり下がったり忙しいですw

豪雨によって被災する半地下のキム一家と、何の影響もなくホームパーティーを開くパク一家のくだりも、まさしく格差そのもの。

それぞれを演じる俳優陣のキャスティングもバッチリで、実力派のベテランから旬の若手まで、見応え十分でした。

社会的なテーマを扱いながらも重くなく、娯楽として楽しむことのできる傑作です!

 

オフィシャルサイト
http://www.parasite-mv.jp/

画像出典:https://www.naver.com/他