フィンランドと韓国を舞台にした本格的恋愛映画「男と女」、それぞれに家庭のある男女が北欧の地で出会いソウルで再会、静かに惹かれ合う大人の恋愛をコン ユ×チョンドヨンが演じて話題となった、究極のラブストーリーを紹介します。
引用:https://iotmafia.com/man-and-woman/
男と女・登場人物(キャスト)
ギホン(コン・ユ)
情緒不安定な妻と、心に病気を抱える娘を持つ建築家
サンミン(チョン・ドヨン)
アパレルショップ社長、自閉症の息子の教育について夫との温度差を感じている。

男と女・あらすじ
それぞれの子供が通うフィンランドの国際学校で出会ったサンミンとギホン。ふとしたことから、子供たちが参加する冬のキャンプ地へ二人で向かうが、ヘルシンキへ戻る道中、大雪に遭い足止めとなってしまう。
引用:https://post.naver.com/
共に子供の成長に問題を抱え、日常に孤独を感じていた二人。翌朝、しんと静まり返った雪の森の小屋で衝動的に結ばれ、互いに名前も知らないまま別れる。
8ヶ月後、ソウルで偶然?再会した二人。
戸惑うサンミンと無邪気に喜ぶギホン。次第にお互いの存在が大きく心を占め、引き返すことのできない道を歩むことに…
男と女・みどころ
ロマンスの女王といわれる実力派女優のチョンドヨンと、初の本格的恋愛映画出演となったトップ俳優のコン ユ。
コン ユはチョンドヨンとの共演を望んでいたとのことで、ほぼ即決でオファーを受けたとか。
二人が出会う北欧のシーンでは、深々と雪深く美しい景色が素晴らしく、この作品の重要なポイントとなっていますが、サンミンを演じるチョン・ドヨンの、普通にその辺にいそうな佇まいがとても自然で、精神的な疲れを感じさせる表情がとてもリアルです。
慣れない土地での心細さや不安から、ギホンに惹かれるサンミンですが、ソウルでは責任ある仕事を持つ女性として自立しているので、ギホンとの再会に最初は戸惑いを見せます。
ここら辺の気持ちは男女差がありますよね。単純に再会を喜ぶギホンと、え?なんで!?となるサンミンw
引用:https://post.naver.com/
ですが、そんなサンミンにお構いなくグイグイ接近してくるギホンですw
こういった無邪気さはコン ユの得意とするところですが、この作品では繊細な心の動きを表情やしぐさで自然に演じていて、大人の魅力を静かに、かつ存分に発揮しています。
本当にいい俳優さんになったな~と、感慨深く観てしまいました^^
ギホンへの思いが高まっていくサンミンの心の動きと決断、戻れなくなるのはだいたい女ですが、男は所詮ずるいよね、と感じるかどうか。
観る人によって意見は真っ二つに分かれるのだろうなぁ…
男と女・感想
大人の恋愛映画といえば、「マディソン郡の橋」が一番に思い浮かぶのですが、この「男と女」は年齢でいうとアラフォー男女の物語なので、リアルに共感できてしまって、結構感情移入してしまいました。
ヨン様とソンイェジン共演の「四月の雪」とも、似ているようでまた違うタッチの作品ですね。
ただの不倫映画じゃないか。という思われる方も多いかもですが、個人的にはそうは思わなくて、それぞれに孤独や悲しさや閉塞感を抱えた大人の男女の心理が繊細に描写されていて、静かな展開の中で心を読むような、こういう作品は割と好きです。
不倫に限らず、恋愛ボルテージマックスの時というのは、感情の波がお互いの間を行ったり来たりするので、そういった心の動きがとても分かりやすくまとまっているな、と思います。
引用:https://post.naver.com/
釜山へ向かうKTXでのシーンは萌えました♡
サンミンを追いかけてきたギホン、このことでサンミンの気持ちが大きく動きます。
最終的に、女は現実を乗り越えて自分の気持ちに正直に生きることを決意し、男は越えることをしなかった。
という不倫男女にありがちな結末となるわけですが、ギホンがなぜ扉を開けなかったのか。
そこに至るプロセスをもう少し見せててほしかった…というところがちょっと心残りではあります。
そこらへんのギホンのシーンが、まあまあカットされちゃったみたいですね。
なので、やっぱり男はいざとなると逃げるのね…と思われてしまうのが残念。
でも、キーとなるシーンはちゃんとあって、ギホンは自分の家族を捨てられなかったのではなく、サンミンとサンミンの家族を思って身を引いたのだな、と私は理解しましたよ。
決してコン ユだからひいきしてるのではなくw
引用:https://post.naver.com/
北欧の冬の景色の美しさと、どうしても惹かれ合い思いとどまることができなかった男女の物語。一度観て、いいかもと思ったら是非もう一度観てほしい。そんな映画です。
ちなみに、クライマックスシーンでタクシー運転手として登場する女性は、カティ・オウティネンというフィンランド出身の有名な女優さんだそうです。
ほんの少しの登場ですが、存在感あるな、この人…と思ってたら、なるほどでした。
ラストシーンの余韻もお楽しみください!
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