韓国では、2016年~2017年にかけて放送された大ヒット作「トッケビ」
韓国ドラマ史上に残る名作といっても過言ではないこの作品、韓ドラ好きの方はもちろん、そうでない方にも是非観ていただきたい!超絶オススメです。
トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016-2017/tvN)
・脚本:キム・ウンスク
・監督:イ・ウンボク
《主な登場人物・キャスト》
キム・シン(コン・ユ)
高麗時代の武臣、900年の時を生きるトッケビ
体に刺さったままの剣を抜かない限り生きなくてはならなず、唯一、剣を抜くことができる“トッケビの花嫁”を探し続けている。
チ・ウンタク(キム・ゴウン)
トッケビを無に帰すことができる“トッケビの花嫁”
ウンタクの母は妊娠中に事故に遭うが、シンに助けられ、本来なら生まれてこなかったはずのウンタクを出産した。
死神(イ・ドンウク)
過去の記憶を消された死神。
亡くなった人をあの世へ送る”仕事”をしている。ウンタクを”未処理”と呼ぶ。
サニー(ユ・インナ)
ウンタクのバイト先のチキン店の美人社長。
死神と出会い好きになる。
ユ・ドクファ(ユク・ソンジェ)
キム・シンの家臣の末裔、財閥御曹司。
トッケビ・あらすじ
高麗時代、最強の武士で民の英雄だったキム・シン。年若い王の嫉妬から逆賊とされ命を落とすが、神の力により不滅の命を与えられ、トッケビとして生き続けることとなる。
900年の時を経て、一人の女子高生チ・ウンタクと出会うシン。
ウンタクは唯一、シンの永遠の命を終わらせることができる“トッケビの花嫁”であったが、半信半疑のシンは、ウンタクの主張を受け入れることができないでいた。
シンの家臣の末裔であるユ・ドクファにより、死神と同居することになってしまうシンであるが、反発し合いながらもいつしか二人の間に友情が芽生え始める。
次第にウンタクの存在が気になり始めるシン。
不滅の命の終わりを望んでいたはずが、天真爛漫なウンタクと過ごすうちに、生きたいという思いが強くなっていく。
トッケビ・みどころ
コン ユにとって初となる時代劇シーンは、このドラマの一つのみどころです。
そういえばコン ユって、激しい激しいアクションのイメージがあまりないですよね。
しかしながら、彼ならごつい甲冑も絶対に似合うだろう…と思っていましたが、実際、想像通り…いえいえ、想像以上に違和感なく、キム・シンでしかない!
役との一体化はさすがです。
殺陣を教わる時間がなく、アクションシーンは代役を立てたそうですが、トッケビとなってからの現代シーンでも随所に発せられる時代劇風のセリフは、好評だったとか。
一方、チ・ウンタクを演じるキムゴウン。
一見どこにでもいそうで普通っぽいですが、20代にして既に実力派女優の彼女。
天真爛漫なウンタクをとても自然に演じています。
笑うととっても可愛らしく表情豊かで、パッと花が咲くようなキュートさに惹きつけられます。
キム・シンと感情のすれ違いを繰り返しながらも、徐々に心を寄せていく繊細な演技と表現力は共感を誘います。
名前のない死神を演じるイ ドンウクと、クールビューティーなチキン店の社長、サニー役のユ インナ。この二人のラブラインもストーリーの重要な要素。
キム・シンとの前世、現生での関わりが回を重ねるごとに明らかになり、それぞれに苦悩をもたらすこととなります。
イ ドンウクとコン ユのじゃれ合いシーンも注目ポイント!
演技じゃなくて素よね?と思う場面が数々あるのですが、二人のシーンの撮影では、実際にアドリブも多く、台本にはない展開に至ることも多かったそうですw
そこに、ユ・ドクファ役のユクソンジェが面白おかしく、時にはミステリアスに絡んでストーリーに幅を持たせます。
このイケメン3人はなかなかの見ごたえです!
トッケビ・感想
前評判も高く、韓国でも超ヒットしていたので楽しみしていたドラマでした。
第1話のシンとウンタクが初めて出会うシーンから、あーこれはもう絶対ハマるやつだ。と確信!
転生にまつわるラブファンタジーは、韓国ドラマに多い題材ですが、この作品はスケールが違いますね。
ストーリー展開、登場人物それぞれのキャラとキャスティング、OSTも素晴らしく、ため息が出るほど美しい名シーンの数々に、めちゃくちゃ引き込まれます。
16話と短めながら、後半はクライマックスが2回もあり、脚本の秀逸さ、奥深さはさすが。
間違いなく、韓国ドラマ史上に残る名作です!